はじめに|「また辞めた…」採用費ばかりがかさむ悩み

「求人広告を出しても応募が来ない」「せっかく採用しても、すぐに辞めてしまう」——介護施設を運営されている方なら、一度はこんな悩みを抱えたことがあるのではないでしょうか。
厚生労働省の調査によると、介護職の有効求人倍率は全産業平均の約3倍。つまり、1人の求職者を3つ以上の施設が奪い合っている状態です。求人サイトに掲載しても反応が薄く、やっと採用できても数ヶ月で退職…。その度に数十万円の採用コストが消えていく現実に、頭を抱えている施設長・管理者の方は少なくありません。
しかし、そんな採用難の時代にあっても、採用単価を従来の1/3に抑えながら、質の高いスタッフを安定的に確保している介護施設が存在します。
その秘密は、「LINE」と「Lステップ」を組み合わせた採用の仕組み化にありました。
本記事では、ITに詳しくない現場の責任者でも実践できる「LINE採用術」を、実際の導入事例を交えながら分かりやすく解説します。
なぜ従来の採用方法では「お金だけが消えていく」のか?
LINE採用術の具体的な方法をお伝えする前に、まずは多くの介護施設が陥っている「採用の落とし穴」を整理しておきましょう。
落とし穴①|求人サイト「だけ」に頼っている
求人サイトは確かに多くの求職者の目に触れます。しかし、掲載費用は1回あたり20万〜50万円、場合によっては成功報酬で年収の20〜30%を支払うケースも珍しくありません。
さらに問題なのは、求人サイト経由の応募者は「複数の施設を比較検討している段階」だということ。つまり、応募があっても他施設に流れてしまうリスクが常につきまといます。
落とし穴②|応募から面接までに「離脱」される
求職者が応募ボタンを押してから、実際に面接に来るまでの間に「やっぱりやめた」と離脱するケースが非常に多いのが介護業界の特徴です。
その理由の多くは、応募後のコミュニケーション不足。メールを送っても見てもらえない、電話をかけても出てもらえない。気がつけば他の施設で働き始めていた…というパターンが後を絶ちません。
落とし穴③|「施設の魅力」が伝わっていない
求人票には、給与・勤務時間・福利厚生といった条件面しか載せられません。しかし、求職者が本当に知りたいのは「この施設で働くイメージが湧くかどうか」です。
職場の雰囲気、先輩スタッフの声、1日の仕事の流れ——こうした情報が伝わらないまま条件だけで比較されてしまうと、どうしても「給与が高い施設」に人が流れてしまいます。

解決策|LINEとLステップで「選ばれる施設」になる方法
では、これらの課題をどう解決すればいいのでしょうか。ここからは、LINE公式アカウントと「Lステップ」を活用した具体的な採用術を3つのステップでご紹介します。
そもそも「Lステップ」とは?
Lステップとは、LINE公式アカウントの機能を拡張するツールです。通常のLINE公式アカウントでは難しい「一人ひとりに合わせた自動配信」や「回答に応じた情報の出し分け」が可能になります。
難しく聞こえるかもしれませんが、一度設定してしまえば、あとは自動で動いてくれる「採用担当のアシスタント」のようなものだとお考えください。
ステップ1|求職者との「最初の接点」をLINEに変える
まず取り組むべきは、求職者との接点をLINEに集約することです。
具体的には、求人サイトやチラシ、施設のホームページなどに「まずはLINEで職場の雰囲気を見てみませんか?」という導線を設置します。いきなり「応募はこちら」ではなく、気軽に友だち追加できるハードルの低い入り口を用意するのがポイントです。
LINEの友だち追加は、メールアドレスの登録や電話よりも心理的なハードルが格段に低いため、「ちょっと興味がある」という潜在層にもアプローチできます。
ステップ2|「自動配信」で施設の魅力を届け続ける
友だち追加された求職者には、Lステップの「ステップ配信」機能を使って、あらかじめ設定したメッセージを自動で届けます。
例えば、以下のような流れです。
- 1日目:「友だち追加ありがとうございます!まずは施設の紹介動画をご覧ください」
- 3日目:「先輩スタッフのインタビューをお届けします」
- 5日目:「1日の仕事の流れを写真付きでご紹介」
- 7日目:「見学会のご案内&質問はいつでもどうぞ!」

このように、求職者が知りたい情報を、最適なタイミングで届けることで「この施設で働いてみたい」という気持ちを育てていきます。
採用担当者が一人ひとりに連絡する必要がないため、業務負担も大幅に軽減されます。
ステップ3|「アンケート機能」で求職者の状況を把握する
Lステップには、LINE上で簡単なアンケートを取る機能があります。これを活用すれば、求職者の希望条件や転職時期、気になっていることなどを事前に把握できます。
例えば「現在の就業状況を教えてください」という質問に対し、「すぐに働きたい」と回答した方には優先的に面接のご案内を送り、「情報収集中」と回答した方には引き続き施設の魅力を伝えるコンテンツを配信する——といった一人ひとりに合わせた対応が自動でできるのです。
これにより、「今すぐ採用したい人材」を見逃さず、同時に「将来の候補者」も逃さない仕組みが完成します。
導入事例|採用単価が「58万円→18万円」に改善したA施設の話
ここで、実際にLステップを導入した介護施設の事例をご紹介します。
導入前の状況
関東圏で3拠点を運営するA介護施設では、慢性的な人材不足に悩んでいました。求人サイトへの掲載費、人材紹介会社への成功報酬を合わせると、スタッフ1名あたりの採用単価は約58万円。年間の採用予算は限られているため、必要な人数を確保できない状態が続いていました。
また、採用担当を専任で置く余裕がなく、施設長が通常業務の合間に対応していたため、応募者への連絡が遅れ、面接前の辞退が頻発していました。
Lステップ導入後の変化
そこでA施設では、LINE公式アカウントとLステップを導入。求人サイトの掲載は最小限に抑え、既存スタッフからの紹介や地域のチラシからLINEへ誘導する流れに切り替えました。
導入から6ヶ月後、以下のような成果が出ています。
| 項目 | 導入前 | 導入後 |
|---|---|---|
| 採用単価 | 58万円 | 18万円 |
| 応募→面接率 | 約40% | 約75% |
| 採用担当の対応時間 | 月20時間 | 月5時間 |
採用単価は約1/3に削減。さらに、LINE経由の応募者は「施設のことをよく理解した上で応募してくれる」ため、入職後のミスマッチも減少しました。

A施設の施設長はこう語ります。
「正直、最初は『LINEで採用なんてできるの?』と半信半疑でした。でも、設定さえしてしまえば自動で動いてくれるので、私の負担はほとんど増えていません。むしろ、以前より楽になりました。応募者の方から『動画を見て雰囲気が分かったので安心して応募できました』と言われたときは、導入して本当に良かったと思いましたね」
Lステップは採用「だけ」じゃない|施設運営にも活用できる
「採用のためだけにLステップを導入するのは、ちょっともったいない気がする…」
そう感じた方もいらっしゃるかもしれません。実は、その直感は正しいのです。
Lステップの本当の価値は、一度構築した仕組みを「採用」「スタッフ管理」「ご家族対応」「地域広報」に横展開できる点にあります。
ここでは、A施設が採用以外でLステップをどう活用しているか、具体的にご紹介します。
活用例①|スタッフ連絡の「言った・聞いてない」問題が解消
A施設では、シフト変更や業務連絡を電話や紙の掲示板で行っていました。しかし、パート・夜勤スタッフには情報が届きにくく、「聞いてません」というトラブルが月に数回発生していました。
Lステップ導入後は、正社員・パート・夜勤専従など、雇用形態ごとに必要な情報だけを届ける仕組みを整備。重要な連絡には「既読確認アンケート」を添付し、誰が確認済みかが一目で分かるようになりました。
| 項目 | 導入前 | 導入後 |
|---|---|---|
| 連絡トラブル | 月4〜5件 | 月0〜1件 |
| 施設長の連絡業務 | 月8時間 | 月2時間 |
「『伝えたつもり』のすれ違いが本当に多かったんです。今は既読状況が見えるので、未確認のスタッフにだけリマインドを送ればいい。確実に時間が節約できています」(A施設 施設長)
活用例②|ご家族からの問い合わせ対応が「半自動化」
入居者のご家族から「面会の予約をしたい」「最近の様子を教えてほしい」といった問い合わせは日常的に発生します。以前は電話対応していましたが、介助中に電話が鳴ることも多く、対応の遅れがクレームにつながるケースがありました。
Lステップ導入後は、以下の機能を実装しました。
- 面会予約の自動受付:カレンダーから希望日時を選ぶだけで予約完了
- よくある質問の自動応答:「持ち物」「面会時間」などに24時間対応
- 月1回の「施設だより」配信:行事の様子を写真付きで自動送信
特に「施設だより」は好評で、紙の郵送からLINE配信に切り替えたことで年間約12万円のコスト削減にもつながりました。
| 項目 | 導入前 | 導入後 |
|---|---|---|
| 面会予約の電話対応 | 月30件以上 | 月2〜3件 |
| 施設だよりの郵送コスト | 年間約15万円 | 年間約3万円 |
| ご家族満足度 | 72% | 89% |
「ご家族からも『LINEで気軽に連絡できるようになって嬉しい』と言っていただけています」(A施設 生活相談員)
活用例③|地域からの「新規入居相談」が自然と増えた
A施設では、ホームページやチラシに「LINEでかんたん相談」のQRコードを設置。友だち追加した方には、施設紹介動画や入居までの流れ、費用の目安などを自動配信する仕組みを作りました。
「まだ検討段階」という方にも継続的に情報を届けることで、「そろそろ本格的に考えよう」というタイミングでA施設を思い出してもらえるようになりました。
導入から1年で、LINE経由の見学予約は月平均4件。そのうち約半数が入居につながっています。
| 項目 | 導入前 | 導入後 |
|---|---|---|
| 月間の見学予約数 | 平均6件 | 平均10件 |
| 見学→入居の成約率 | 約30% | 約45% |
「高齢のご本人ではなく、50〜60代のお子さん世代がLINEで相談してくださるんです。『電話だと営業時間内にかけられないけど、LINEなら夜でも送れるから助かる』と言われて、なるほどと思いましたね」(A施設 施設長)
「1つのツール」で施設運営をまるごと効率化

このように、A施設ではLステップを「採用」「スタッフ連絡」「ご家族対応」「地域広報」の4つの領域で活用しています。
それぞれ別のシステムを導入すれば、費用も手間も膨らみます。しかしLステップなら、月額数千円〜の費用で、すべてを一元管理できるのです。
「人が足りない」「時間がない」「予算も限られている」——そんな介護施設だからこそ、一度の投資で複数の課題を解決できるLステップは、非常に相性の良い選択肢と言えます。
まとめ|「人が来ない」から「人が集まる」施設へ
本記事のポイントを整理します。
- 従来の採用方法の限界:求人サイト頼みでは費用がかさみ、応募者の離脱も防げない
- LINE×Lステップの強み:低コストで求職者との接点を増やし、施設の魅力を自動で届けられる
- 導入事例の成果:採用単価1/3、面接率向上、担当者の負担軽減を同時に実現
- 採用以外にも活用可能:スタッフ連絡、ご家族対応、地域広報まで一元管理できる
人材不足が深刻な介護業界だからこそ、「待ちの採用」から「届ける採用」への転換が求められています。
「うちでもできるかな?」と思ったら、まずは無料相談へ
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